ぼうずの日もある

ぼうずの日もある

今は不景気な時代です。したがって街の飲み屋街もかつてのような賑やかさは見せていないようです。不景気なせいばかりでなく、今は65歳以上の人が4人に1人もいるというほど高齢化社会が進んでおり、酒場へ出かけていく人口そのものが減っているのも原因になっているのではないでしょうか。

 

霞が関の韓国料理・サムギョプサル

 

そうした社会ではスナックなどの経営も決して順風満帆とはいかず、客入りの悪い店もけっこう多くあるようです。スナックといえば、たいてい夜の6時か7時ごろ開店して、深夜12時か1時ごろに閉店の6〜7時間営業する店が多いようです。そういった比較的長い営業時間でも、1ヶ月のうちには客が1人も来ない日があるようです。そういった日のことを店の人は「ぼうず」と呼んでいます。もし店の人が「きのうはぼうずだった」といえば、昨日は客が1人も来なかったという意味なのです。

 

 

 

【ぼうずの日が月に何度かある店も今では珍しくない】6〜7時間の営業時間内に客が1人も来ないとは、信じがたい話のようですが、不景気な今の時代にはなにも珍しいことではないようです。特に高齢のママさんが1人で経営しているような店でそれが多いと言われています。

 

銀座吉宗は和食やランチが人気のお店です

 

高齢のママだと長い間経営していて、お客さんも多いのでは、と一般的には思えるのですが、スナックの客は案外長続きする客が少ないらしいのです。ましてや今の不景気ともなれば、わざわざ高いお金を払って高齢のママさんに会いに来る客も少ないのです。かくして「今日もまたぼうず」というようなことがしばしば起るのです。